突然ですが、管理人はゼリーが結構好きです。
ふるふる柔らかくてとろけるタイプではなく、ツルっとして絶妙な弾力があり喉越しが良い、そんな食感のものが好きなのですが、市販品だとなかなか好きなタイプに巡り合えず……。
そんな訳で、自作してみました。
写真は、今回は撮り忘れてしまったため無しでお送りします。
まずは王道でゼラチン
※レシピをこの際メモしていなかったため、ざっくりした記録ですがご容赦ください。
スーパーで売ってる粉ゼラチンを購入。こちらは少量の水でふやかしておきます。
一緒に買った100%ザクロジュース(濃縮還元)に砂糖を少量加え、早速ゼラチンと混ぜてみました。
ザクロジュースと混ぜたらすごい濁った
透き通った赤紫色の綺麗なゼリーができるかなーと期待していたのですが、混ぜたそばからどんどん濁っていくではありませんか!
最終的には透明さゼロの紫ピンクの物体になってしまいました。
しかもなんか澱のような、よくわからない小さな黒っぽい物体まで発生している始末。
調べたところ、どうやら豚由来のゼラチンはポリフェノールと反応して濁りやすいとのこと。
ザクロはアントシアニンやタンニンなどのポリフェノールが含まれているので、そりゃあ濁るわけです。
ちなみに、黒っぽい物体については謎でした。
味や食感も微妙だった
まあ、味が良ければ……と言い聞かせながら実食。
結果、なんとも微妙。
味は、砂糖が足りなかったせいか酸っぱすぎました。
肝心の食感については、固めに仕上がってしまいました。
ゼラチンの濃度が高すぎたのかもしれませんが、スプーンを入れる際も抵抗感があり、断面もなんだかガタガタしてます。
意識を集中すると、ほんの僅かにゼラチン臭さもあるような……?
プルプル・モチモチ(?)はしていましたが、ツルっとした食感・のど越しは無かったため、ゼラチン製ゼリーは微妙、という評価になりました。
濃度やジュースの素材を変えつつ研究を重ねれば別かもしれませんが、そこまでやる気力は無かったので、次に移ります。
ならばアガーはどうだ
今度は、凝固剤として「アガー」をスーパーで購入。
ゼラチンと寒天の間のような食感で、常温でも固まり、透明感の高い仕上がりが特徴とのこと。
もうザクロジュースは嫌だったので、今回は紅茶で作ることにしました。
紅茶にもタンニンが含まれるので、ザクロジュースとの対比としてはまあ悪くないでしょう。
今回はちゃんとメモしてた、レシピと手順
水50ml、紅茶200ml、砂糖15g、アガー4gで作成しました。
① 沸騰したお湯200mlに対し、ティーバッグを1つ入れ3分ほど放置し、紅茶を作っておく
② 砂糖とアガーをよく混ぜる
③ 水50mlを小鍋に入れ、火にかける。
④ ③の鍋に、②を少しずつダマにならないように入れ、混ぜて溶かす。
⑤ ④が沸騰寸前くらいになったら、①を入れてよく混ぜる。
⑥ 火を止め、⑤を容器に入れる。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れ、良く冷やして完成!
透き通った綺麗なゼリーができた
透明感が売りなだけあり、今回は文句のつけようがないほど透明感のあるゼリーに仕上がりました。濁り一切なし!
これなら、紅茶以外のゼラチンで濁ってしまう素材でも綺麗に固められそうです。
理想の食感ができた
実食してみると、まずスプーンは多少の抵抗感がありつつも、すっと入りました。
断面も非常に滑らかで、角が立ちすぎているということもありません。
これは期待できそうと思いつつ口に運ぶと、弾力がありつつもツルっとした食感。
たしかにゼラチンと寒天の間くらいです。
そのまま飲み込むと、ツルっとしたのど越しを存分に味わえました。
まさに求めていたのはこれです!
ちなみに味は、ゼラチンだとかすかにあった癖などが全くなく、他の素材の味を一切邪魔しないクリアっぷり。
しっかり紅茶の香りと味を楽しめました。甘さも、今回は控えめながらちょうどいい感じ。
離水性があるのか、スプーンを入れてから時間をおくとじんわり紅茶水が染み出てきていましたが、個人的にはこれも好きです。のど越しがさらに良くなる気がしますし。
果物ゼリーとかだと、より一層ジューシー感が出せて良いのではないでしょうか。
まとめ:アガーが最強
食感・見た目・味ともに、アガーが最適ではないかというのが今回の結果でした。
個人の好みや濃度による食感の変化はもちろんあると思いますが、のど越し重視の人はアガーで作ってみると良いと思われます。
ただ、離水性があるので、クラッシュゼリーにしたり、クリームと層にしたり、というのはあまり向いていないかもしれませんね。
今回は、手軽に美味しいデザートが作れるようになったので大満足でした。
それではまた次回!
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